ユウハクカレシでキミも戸愚呂兄弟や飛影の彼女になろう！

ユウハクカレシ

　先日、欲しいものリストから一冊の本が贈られてきました。

ユウハク+カレシ (POE BACKS)

「ユウハクカレシ」です。欲しいものリストに入れてはみたものの、恐らく自分では一生購入しなさそうな本ですので、贈ってくださった方のチョイスが素晴らしい。リストに入れていた事完全に忘れてましたし……。

飛影きて…… pic.twitter.com/SBnm5CsnOk

— ㅤ (@nyalra) 2017年5月25日

　終始自分視点で幽遊白書のキャラと会話するという、所謂「夢小説」の派生ですね。嬉しいことに桑原と過ごす短編も複数（やっぱりほかメインメンバーの半分にはなりますが）あったりと、ファンの心を鷲掴みな一冊ですが、ここでポイントなのがそのキャラチョイス。御手洗や戸愚呂（兄）はおろか、朱雀や左京さんまで登場します。左京さんは僕も大好きなキャラなので嬉しいですね。

　基本は女性向けの一冊ですが、幽遊白書のキャラの魅力的な姿を見れるという意味では、男性が読んでも面白いものですね。次はHUNTERXHUNTERの方も読みたいです。

　では、折角ですので簡単な各キャラの内容紹介と感想を書いていきましょう。

・幽助

　主人公なので5つ短編が収録。5つも用意されているのは、他だと飛影と蔵馬です。桑原……。

　不良キャラだからか、チンピラやチャラ男に絡まれているところを助けて貰う導入が多いです。男が夢見るシチュは、女性側もされる側で憧れている事が分かります。

　中には魔界に行く際に別れを告げにくる短編など、完全に雪村の出番を奪っているパワータイプの作品もあって強かさを感じます。

・桑原

 　2つ短編がありますが、どちらも猫好きの設定を活かしたり、部下のチンピラたちにからかわれたりする展開は共通。こうしてみると、他の魔族の住民や多重人格サイコ男一味に較べて最も安牌な事が分かります。

 ・コエンマ

 　案の定おしゃぶりを利用したネタが多いです。それにしても何がどうあったら、一般女性が閻魔大王の息子とお近づきになったんでしょうか。この辺の細かいことは気にしないスタイルが夢小説らしくて好きです。

 ・ぼたん

　まさかの百合展開……と思いきや、ぼたんがコエンマや蔵馬への報われない片思いを吐露する物哀しい話です。個人的にはこれはこれでアリ。それにしても、仮にも幽助の彼女になるというコンセプトの本で、幽助とデート帰りの雪村を登場させるのはどうなんでしょうか。

 ・朱雀

　最初どんな性格だったか思い出せませんでした。よく考えたらイケメンなデザインですね、こいつ。やっぱり白虎とかは分身するからゲテモノ枠扱いなのでしょうか。

・凍矢/陣/死々若丸

　凍矢・陣が２つずつと、死々若丸が１つです。内容的には、よくこいつらで数ページ作れたなと感心します。愛が感じられますね。残念ながら、美しい魔闘家鈴木は「美しい」と付いているのにダメだったようです。

・玄海

　まさかバーサン時か！？　と身構えてものの、戸愚呂と接した時のような美少女状態。一緒にゲームで対戦するという内容が玄海らしくて良いですね。百合としても見れますし、ヘテロとしても捉える事ができる視点です。それにしても玄海との日常って泣けますね……。

・鴉

　イケメンなので2作。やはり髪関係の発言が活きてますね。一つは鴉が定職に就かず部屋でゴロゴロし続けるヒモ状態という内容となっております。

・戸愚呂兄弟

　2作ありますが、一つは戸愚呂兄弟から同時に迫られるという大変な状況でして、ある意味暗黒武術会より危険な状況です。

　もう1作は弟のみ登場ですが、とにかく絵面が凄まじすぎる。最後のコマの原作愛っぷりが泣けますね。この後、観覧車内で100％状態になったり、アンバランスなkissをしようとしたりと、やりたい放題。やるねェ……。

・左京

　左京さんいいよね……。左京さんの生き様的には女性に興味なさそうな感じも好きだったのですが、本書の左京さんは女性を口説く際にギャンブル要素を入れているのが良かったです。僕も将来は大～きなトンネルを人間界に開けたいですね。

・飛影

　メインキャラかつ人気キャラなので5作。どれも飛影はそんなこと言わない感に溢れていて最高です。だからこその夢作品ですもんね。

　シチュエーションは、木の上や仲間の輪から外れている捻くれ者の飛影と二人だけの時刊を過ごすような構成。一つ飛影と戦闘して認められるという好戦的な作品があって挑戦的です。飛影の黒龍波を直接受け止めたい願望の現れなんでしょうか。

・雪菜

 　全体的に百合っぽくて良いです。自分の妹が女性と惹かれ始めたらお兄ちゃんの飛影的にはどうなんでしょう。もしかすると、飛影もA級百合厨の可能性だってありますし。

・御手洗/刃霧要/樹

　仙水関係者。特に女性人気高そうな刃霧要のイケメンさが光りますね。樹の方は本書でも仙水の人格達に夢中で彼女（読者）が嫉妬するという、とてもらしい内容です。

・仙水

　ダークエンジェル。一緒にゲーセン行ったり、多重人格関係でアレコレあったりと大変。自分が例え女性でも仙水と付き合うのは絶対に勘弁したい事がよく分かります。

・軀

　軀の部下の一人という設定。その環境故に飛影とも交流のある彼女になる訳でして、恐らく本書の中でもかなりの実力者夢女子となります。軀といえば奴隷商人痴皇ですが、残念なことに本書には影も形もありません。幽遊白書ファンの女性も流石に痴皇の玩具扱いは遠慮したいのでしょうか。

幽遊白書通して読むと、話がひと段落して魔界の権力者たちも根っからの悪人は居ないんだな……となったところで、奴隷商人痴皇という一切の救いのない完璧な竿役がスッと登場するの、めちゃくちゃカッコいいんだよな

— ㅤ (@nyalra) May 21, 2017

奴隷商人痴皇が、自分に復讐しないようにとは言え性奴隷たちに優しく接した綺麗な記憶を植え付けたの、メチャメチャ厳しい人たちが不意に見せた優しさ感ある

— ㅤ (@nyalra) May 21, 2017

・黄泉/雷禅

　魔界三大妖怪たち。黄泉はともかく雷禅の彼女ということは、平安時代に死病を一身に受けた食脱医師という事になるので心配です。

・蔵馬

　人気キャラだけに本書ではトリを飾りました。通常3作、妖狐状態が2作あります。

　蔵馬だけに薔薇に絡めたシチュが多いですね。こうしてみると、男でもキュンキュンしてしまう程の美形。男が蔵馬いいよね……と言うと、本人に「女装してか？　しないでか？」と迫られるのでしょうか。

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オマケ

　と言う事で、素晴らしい本を頂いて大変愉しめました。

　そういえば新刊とともにHUNTERXHUNTER連載再会の噂がありますね。喧嘩稼業といい、ベルセルクといい、刊行スピードの遅い作品程ハマってしまうオタクの因果は辛いです。

ユウハク+カレシ (POE BACKS)

ハンター+カレシ ハンターアンソロジー (POE BACKS)