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2017冬アニメ 個人的に良かった回5選



2017冬アニメ

 2017年初のアニメたちも遂に終了してしまい、今ではすっかり春アニメの季節になりました。17冬アニメの特徴として、ラノベ原作のアニメが殆どありませんでした。その分、春アニメにラノベアニメやソシャゲアニメが集中して群雄割拠状態ですね。銃皇無尽のファフニール」「ISUCA」「新妹魔王の契約者」「アブソリュート・デュオ」が同時に放送されていた伝説のクールを彷彿します。

 それでは、今回は個人的に冬アニメで良かった回を5つ紹介していきます。

 

 

アイドル事変/6話「TOO SHY SHY GIRL!」

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 「アイドル議員なる存在が当然のように国会に存在する世界」という独特の設定で一話から(一部に)注目されていたアイドル事変です。所々でてくる政治ネタがまた面白く、OPに至っては出だしから「与党 野党に 甘党♪」というフレーズで始まったり、CMでの「特典にトランプがついてくる!」はギリギリを攻めすぎです。

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 アイドル事変では毎回敵役となる議員が登場し、彼らの主張や裏工作をアイドル議員たちが打ち破る構成なのですが、なんと今回の敵役議員のモデルが稲川淳二。演説の口調もホラー調でそのまま。誰がアイドルアニメに稲川淳二が出てくると想像ついたでしょうか。

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 稲川淳二が登場するだけはあり、この回はなんと怪談回。銅像だった伊藤博文板垣退助大隈重信が幽霊として登場。現代の政治批判を彼らにさせたりとやりたい放題。

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 更には「誰推しなんですか?」と彼らに訊くヒロイン。それに対し自信満々に「勿論キミ推しだよ」と答えた後に良い話風で締めます。教科書で誰もが見るレベルの人たちが「推し」がどうこうと話す姿に視聴者も困惑。彼らもすっかりアイドル議員の虜のようです。

  どうやら調べると国会議事堂の銅像が動き出すという怪談自体はあるようで、恐らく今回はその話をモチーフにしていると思われます。誰がそんな元ネタ知っているんでしょうか。観ていると政治に詳しくなるアニメ、アイドル事変をよろしくお願いします。

アイドル事変(1) (電撃コミックスNEXT)

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鬼平/7話「瓶割り小僧」

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 あの大人気時代小説鬼平犯科帳が、時代劇専門チャンネルの金の力で遂にアニメ化です。放送前はキャラデザで一悶着あり、色々と懸念がありましたが、いざ始まると時代を問わない勧善懲悪モノの魅力に誰もがやられました。全体的に良いアニメだったと思います。

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  その中でも良かったのがこの7話。物語は頬に傷痕のある生意気小僧・音松が店で揉めるも、トンチを効かせて大人を言い負かす場面から始まります。

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 そんな利発そうな子供が今ではすっかり罪人。火付盗賊改方である主人公・鬼平は彼を裁くことになる訳ですが、どうにも彼と昔会ったような気がする。暫くして「思い……出した!」状態になった鬼平は、音松が過去に義父から虐待されていたのを見兼ねて助けてあげた記憶を掘りだします。

 しかし彼に話を訊いてみると、どうやら鬼平が軽い気持ちでその場限りの優しさを見せた所為で、それ以降の義父による自分と母への虐待は加熱し、耐え切れなくなって義父を衝動的に殺してしまったとのこと。

 更に義父が居なくなった事で喜んでくれると信じていた母は、ヒステリックに「なんてことしたの!」と自分を責める。そうなると宛もなく家を抜け出した音松は悪人になるしかなく、紆余曲折を経て逮捕された今に至ります。

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 「全部お前さんの所為じゃねえか」鬼平を責める音松。自分はお前が生み出した怪物だ! と鬼平へ追撃。これには鬼の火付盗賊改方もたじたじ。

 更にはまだ物心ついたばかりである鬼平の義理の娘に、「お前は盗賊の子だ! 父はお前を愛してなどいない! オレも同じだったからわかる!」と告げます。

 ショックで家から飛び出す鬼平の娘。最後に鬼平へ復讐できたことに喜ぶ音松。家族総出で探索した結果、川で溺れていた彼女を鬼平が発見し救出します。

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 場面は飛んで翌日。遂に音松の死刑が執行される日となりました。自分の所為で家族の関係をずたずたした事にご満悦の音松。しかし余裕そうに振る舞う鬼平を不思議に思っていると、どうやら娘は川に身投げしようとした訳でなく、義理の父親のために鮎を獲ってあげようとしていたとのこと。

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 ズタズタに切り裂くつもりだった家族の絆が逆に深まり、真の親子の愛情の前に涙が溢れる音松。

 「今少し……今少し誰ぞお主に目をかけてやればよかったものを……」と彼を慰める鬼平の言葉が切ない。その後の執行直前で音松が何か言おうとして「……まぁいいや。鬼の平蔵にそんなことさせられねぇもんな」と躊躇うも、全てを察した鬼平父親のように抱きしめるシーンにこちらも涙が止まりません。

  どこまでもベタですが、だからこそ確実な面白さが圧縮された回でした。

 この前本屋へ寄ったらガヴリールドロップアウト政宗くんのリベンジが並ぶ「アニメ化原作コーナー」に鬼平が置いてなくて哀しかったです。

  因みに鬼平ガヴリールドロップアウトと同じ曜日に放送されていたのですが、続けて観るたびに「明らかにガヴリールよりも鬼平に出てくる犯罪者の方が社会からドロップアウトしてるよな……」と思わなくもなかったです。

鬼平犯科帳 決定版(一) (文春文庫)

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AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-/6話「メモリがいっぱい」

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 秋葉原の街並みを忠実に再現したゲームが原作。

 どこか古臭いネットネタや、軽いノリでテンポの良い戦闘シーンなどが見どころです。ロボガスタッフなので、ロボットガールズZのスタッフ本まで買った僕的に大ハマリの作品。

  毎回オタクらしいジャンルを題材にしてまして、例えばピュアオーディオにハマり高級で怪しい機器に夢中になる回」「ブラックバイトで精神を破壊される回」などがあり、この6話は自作PCがテーマ。

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 と言っても自作PC要素は薄く、人工知能である「ぴゅう子」が主人公を通して人間らしくなる、ありがちな人工知能ヒロインモノ。A・Iが止まらない!ちょびっツですね。

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 このふにゃふにゃしたデザインがとても良いんですよね、ぴゅう子。声優は小倉唯さんという豪華っぷり。その辺のアニメなら真っ当な美少女にデザインされていたと思います。

 話自体は至極王道なので多くは語りませんが、オタクは人工知能の少女に弱いので必ず楽しめる回です。

AKIBA'S TRIP2+A  - PS4

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けものフレンズ/3話「こうざん」

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 言わずと知れたけものフレンズ。どこかのブログでは爆発的にヒットしたのは4話からだと解説されていましたが、個人的には3話が本作らしい優しい世界観を上手く表現できていたからだと思っています。

 トキのデザインがとても魅力的だったのも大きいですよね。本人は至ってのんびりしているのに、憂いたシリアスな雰囲気が似合いそうなところが良い……。そう考えると、本作のヒットの要因にはトキとアルパカのデザインとキャラ付けの力が大きいでしょう。

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 仲間を探すトキと客を待ち続けるアルパカの二人の問題を、人間という立場からひねり出したアイディアでかばんちゃんが解決する構成は見事。けものフレンズがどういうスタンスの作品なのかが如実に現れていますね。

 物語が革新に触れていくまでの穏やかな話は、筒井康隆「旅のラゴスめいているように感じます。説明不要の名作ですが、けものフレンズの雰囲気が好きで未読なら読んでまず損はないでしょう。

  3話が好きすぎて、トキとアルパカのSSを公式のけものフレンズSSコンテストに投稿したりもしました。興味があれば読んでみてください。

旅のラゴス (新潮文庫)

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 うらら迷路帖/7話「祝詞と魔女、時々覚悟」

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 前期のきらら枠。小梅ちゃんの過去回です。きらら作品で青系ツインテールという事で、一見アヤヤの系譜を感じる小梅ちゃんですが、どちらかと言えばか弱く嫉妬深い女の子ポジションは紺ちゃんでした。

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 原作の方ではもう完全に嫉妬レズ化しているので、アニメだけ愉しんだ方も是非原作購入してみると良いですよ。うららの魅力は「如何にきらら作品の雰囲気を壊さず、自然な流れでえっちなシーンを挿入できるか」にあると思ってまして、一定の需要は必ずある性欲を介さないほのぼのエロが好みの人にはドストライクだと思われます。

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 さて、今回は小梅ちゃんがなぜ魔女に憧れるかを彼女の過去から紐解いていく回になっていまして、本物の魔女に会ったことあるという小梅ちゃんの話から展開していきます。

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 幼いころに出会ったお姉さんの魔女。魔女の国では梅をプリュネと言うことから、彼女は小梅ちゃんを「プー」と呼びます。からかい上手で相手をアダ名で呼ぶ金髪な魔女と、特別な存在であるお姉さんに密かな憧れを抱く少女、満点の組み合わせです。百点。

 因みにこのキスは魔女の魔法で「わたしと仲良くなってしまう」という呪いが込められています。百点。

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 しかし、きらら世界と言えど幸せは無条件で続かないもので、魔女という異質な存在は、一般人から恐れられ街から出なければなりません。どうしても弟子になりたいと言う小梅ちゃんに「この国で一番の魔女になること」という条件をつけた後、「小さな魔女に試練と困難を」与える呪いのキスを贈ります。百点です。

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 原作でも、最近このエピソードへのアンサー回のような話がありました。成長しても愛が重いままな小梅ちゃん。百億点です。

うらら迷路帖 (1) (まんがタイムKRコミックス)

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オマケ

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 きらら枠といえば、前期の再放送でしたがひだまりスケッチ×ハニカムでのクリスマス回の夏目が良かったです。原作の何倍も出番が与えられた夏目が報われるようなシーンでした。

 どうやらBlu-rayBOX発売記念のための再放送だったようですね。是非、卒業編もテレビで放送して欲しい……。

  今期(2,017年春アニメ)ですが、4月ということもあり女児アニメも新シーズンになってきました。

 あのプリパラも登場人物が一新され、一足早く放送の始まったプリキュアも好調、アイカツスターズ!は新展開が始まりました。ここたまも新シリーズになりましたが相変わらずです。新しい女児アニメも複数始まり、ますます熱くなってきましたね。

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 個人的には新シリーズになり、突然メインキャラに妹がいる設定がでてきたリルリルフェアリルに注目しています。能登麻美子の幼女声が良いです。ジュエルペットと同じく、シリーズを重ねる度に羽目をはずしていくと嬉しいですね。

リルリルフェアリル フェアリルドール りっぷちゃん

リルリルフェアリル フェアリルドール りっぷちゃん

 

 

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