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秋葉原の相席居酒屋にはオタクの女の子が来るのか検証してきた



 

■相席居酒屋

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 相席居酒屋へ行ってきました。

 相席居酒屋の説明をすると長くなる上に、一度しか行っていないので詳しくは省きますが、簡単に説明すると男性のみが料金を支払い、お客の女性に奢ってあげる形でお話をする居酒屋です。キャバクラと違って女性側が受け身なのでトークスキルが問われます。

 

 6月12日、季節はもう夏の訪れを感じさせる暑さの中、フォロワーに突然秋葉原に呼びだされ、いつも通り買い物でもして帰るのかなと思ったら「相席居酒屋の女性がどの程度オタクなのか確かめに行くぞ」と言い出され、完全に不意打ちを喰らった形でオタク4人相席居酒屋へ突貫する事になりました。

 先に目的の居酒屋へ下見をしてきた人から、オタク数人が客引きのお姉ちゃんに「本当に女の子居るんですか!? 何人くらい居るんですか!?」と凄い勢いで喰いついていたという報告を聞き、この時点でもう帰りたかったのですが、「良い女性に当たるように店の前で無意味に歩いて乱数調整しようぜ」「女性がきたらキン肉マン・喧嘩稼業・刃牙道のどの話振ればいい?」など、心底下らない会話を続けている内に、段々と愉しみになってきました。

 駅から徒歩5分。無事にビルの前まで到着し、エレベーターでお店へ向かいます。入店するとまず目にはいるのが豪華な内装。そこかしこにオシャレな間接照明が敷き詰められ、店内がお前は我狼かよってレベルで黄金の輝きを放っています。

 早速店員に人数と初来店という旨を伝えると、まだ女の子の人数が足りないという事で、先に4人だけで飲んでおく事になりました。因みに一杯500円で、上等なソファに腰掛けながら静かな店内でお話できるので、もう男だけで会話するだけでいいから居酒屋として利用させてくれないかな……状態になります。

 さて、男2:男2で向かい合うと完全にホモカップルのダブルデート状態です。なんで相席居酒屋に来て男と相席する羽目になるんだよと哀しくなりますが、机に備え付けられていたアイパッドを使い、皆で格闘漫画の話をしながら琉球空手の演舞などを観賞するのは思いの外盛り上がりました。というか今日一番盛り上がったのが、マッチョのジジイが鍛えぬかれた親指のみのパンチで敵を倒していく動画でした。

 そんなこんなで20分程男だけで盛り上がった後、漸く女性の数が足りたようなので、こちらも二手に別れ、今度こそ男2:女2での相席となります。

 僕とフォロワーのYさん(仮名)が呼び出されると、既に料理を満喫している女性二人の席へ案内されます。

 先述した通り、キャバクラなどと違って女性が受け身なので、こちらから積極的に自己紹介していきます。僕の持ちネタの一つである「苗字は喜屋武(きゃん)です。あっ、実在する沖縄の苗字ですよ! よくチャンと聞き間違えられて中国人と勘違いされます 笑」と挨拶したら、女性の片方が「あっ沖縄ってアレが有名ですよね! ムーチー(沖縄のお餅のような食べ物です)!」と予想外の反応を示してきたので、開幕即不意打ち攻撃したら逆に昇竜拳で吹っ飛ばされた気持ちになりました。

 次は連れのYさんの自己紹介。大真面目な顔で「オレの名前は司波達也です。普段は貿易関係の仕事をしています(全てが嘘)」と言い出したので、女性二人に向けて念で「奴はウソをついている」とメッセージを飛ばしたのですが、彼女たちは純粋に「司波さんって言うんですか~」と信じてしまう。f:id:nyalra:20160613004922j:plain

 後で話を聞いたら「まず司波達也という名前に反応できるか試験していた」と合理的な理由を説明されたのですが、突然隣にお兄さまが降臨される身にもなって欲しいです。

 しかし、職業を偽るのは分かるとして何故貿易関係を選んだのか疑問が生じます。と言っても、僕らは大学の先輩後輩という設定できたので、コチラから訊くのは不自然です。暫く考えていると彼の方から「君たちのLINEIDも仕入れたいな」とすかさずコンボを決めてきます。

 「貿易関係伏線だったのかよ!」と脳内で盛大にツッコミつつ、向こうもちゃんと笑っていたので何だかんだ第一印象は良い方向で成功したと思います。多分。

 今度は女性二人の自己紹介のターン。職業や年齢を隠したいらしく、名前と自分たちが友人関係であることだけ語ります。何故相席居酒屋へ来たの? と訊くと、片方が家が近いのでノリで来たらしい。因みに片方を相席初めてですが、もう片方はそれなりに通っているらしい。

 取り敢えず僕たちは「オタクなので秋葉原をぶらぶらしていたら何と無く入った」と話します。何と無くでこんな所入るかよと冷静に考えるとおかしいですが、そこは勢いで誤魔化していきます。向こうが「オタク」という単語を聞いただけで爆笑したので、(これはもしかすると……)と不安に包まれつつ、「そちらは漫画とか読みますか?」と訊くと、「ワンピースとかハガレンは読んだよ」と、シェー! と飛び上がりたくなるくらいビックリする程テンプレな一般人解答がきました。

 隣のYさんが(ワンピースいいよね! オレもクジラックス好きだよ!)と言いたそうな顔をしているのを察しつつ、ここはオタク話を封印する方向で進めようと目配せします。

 取り敢えず何度か相席居酒屋を経験している方に、ここのシステムを説明してもらうと、男は30分1500円で10分延長ごとに1000円+、その間飲み物や食べ物はセルフサービスで食べ放題だと教えてもらいます。そういうシステムだと分かっているのですが、こちらは多めにお金を払っているのに、向かい側の女性が無料で飲み食いしているのを見ると悔しさが立ち込めます。

 それを聞いた瞬間、僕の貧乏人センサーが働き、鬼のような形相で料理に手をつけまくっていたら、お箸で取ろうとしたマカロニを何度も滑って落としてしまい、それを見た女性陣が哀れに思ったのか、マカロニサラダを全て僕の皿に移してくれました。その優しさに思わず「お母さん……」と言いたくなるのを必死に我慢し、値段以上に食べるためマカロニサラダを貪ります。

  ここから先はかなり普通の世間話です。もうビックリするくらい普通です。ただ、僕が「就活にやる気のない大学四年生」という設定にしてしまった為に、「ちゃんと髪の毛切って!」「こんな所こないで校内で彼女作りなさい!」と、女性陣から説教されて胸が痛かったです。ごめんなさい、本当は大学一年生の時点で中退した程レベルです・・・・・・。

 何だかんだ話は弾み、10分延長で二人合わせて四千円。延長時に店員が呼びに来るかなと油断していたらそんな事なかったです。許せねえ。

 他の席で女性と話していた二人と合流し、外で反省会。どうやら彼らの席の女性もバンギャと一般人で、全然オタクではなかったそう。仕方ないので喫茶店でお互いの好きな陵辱ゲーの話を交換しあい、「学園ソドムとか地獄SEEKが好きな女性と知り合いたいよね」と不毛な結論を出して解散しました。久々に心の底から碌でもない一日を過ごしました。オワリ。

 

■結論

 ・よくよく考えると、例え秋葉原にあろうがオタクが相席居酒屋なんて行く筈もなく、オタクな女性と出会える確率は非常に低いだろう。

 ・ただLINE交換などは出来たので、トークに自信があるなら利用することは全然悪くないと思います。

 ・銀座などのオフィス街にある相席居酒屋は、秋葉原と較べてサラリーマンやOLが多く、年齢層が高い。

 ・最近のバキは武蔵を強く見せるためだけに過去キャラが消費されて辛い。

 ・無職は働いたほうがいい。

 

追記

 ・ツイッターでのご指摘だと、オタクな女性は行くとしたら池袋らしい。

 ・店内には男性客も多数居ましたが、ぱっと見でオタクだとわかるような方(アニメのキーホルダーを着けているなど)は少なく、たまたま秋葉原にきたから入ったような客層な印象を受けました。

 ・入店の条件が「同姓の方と2名以上から」なので、ぼっちのオタクはこの時点でふるいにかけられる残酷なシステム。

 ・これが当日一番ウケたネタです(男性陣限定なので何の参考になりませんが)。

 ・Yさんはこの後、ツイッターの女性から「相席居酒屋どうだったの? 詳しく教えて!」と聞かれ、相席居酒屋ではなくツイッターの方で女性とワイワイ愉しそうにして大成功な様子でしたが、僕の方は「オタクきもい」と知らない人にバッサリ斬られて終わりました。無情。

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