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極まったオタク同士の「会話の読み合い」を格ゲーに喩える



 

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■変わっていくオタク像

 突然ですが、僕が初めてオフ会を経験するまでのオタク像は「オタの皮をかぶった魔界のプリンス」こと「デーモン<魔>ロード」さんでした。

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 こんな漫画から飛び出たようなオタクが実在するのか? やらせではないのか? 感が強く漂いますが、「好きなシチュエーション:中出しされた時の子宮や膣内の断面図」「エロゲー陽だまりの陰で(中古)」あたりが、確実にキモオタじゃないと出てこない解答ですので、恐らく「デーモン<魔>ロード」さんはガチなのでしょう。

 

 普通、こういったインタビューをされた場合、人口に膾炙した作品、最近なら「まどか☆マギカ」「艦隊これくしょん」が好きですと答えるのが一般的ですが、そう言ったお約束など何のその、飽くまで己の主張を通すのが漢らしいです。

 最近も芸能人に「それラブライブだろ?」と訊かれて「ラブライブです」と答えたゆるゆりTシャツ」を着ている人のキャプが広まったりしました。空気を読んだ良い返しではある反面、メディアの圧力に屈してしまったようで哀しい気持ちもあります。

 しかし、実際にオフ会などで同年代のオタクの方とお会いしますと、大抵の場合が下画像の「ラー」さんのように、ぱっと見は一般人に擬態している人ばかりです。勿論たまに「デーモン<魔>ロード」さん側の住人がきたりもしますが……。

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 僕と「ラー」さんは好きなアニメから女性のタイプまで丸かぶりですので、非常に好感が持てます。更にインタビューでは「奥行きのある女にはキョーミないんで」という名言までスッと出す百戦錬磨っぷり。極めつけは「うひゃあ、幼女はうまそうだアッ」と竿役のようなセリフまで遺していく始末。カバンの中身に入っている「ポケットティッシュたくさん」の意味を邪推してしまいそうです。

 恐らく今この駄文を読んでいる読者の皆さんは、「この意味不明な特集はなんなんだよっ!」と激怒しているでしょうが、これは僕が毎号愛読している「二次元ドリームマガジン」での特集です。

 つまり、このインタビューを行ったライター側も完全に分かっているオタクなのです。そうでなければ、このようなクオリティの内容にはならなかったでしょう。 今回はこの「ラー」さんレベルの、一見普通の人に思えるが確実にキバを隠し持っているオタクたちが出会ってしまったら、一体どういう会話をするのかについて書いていきます。

もうミスらない 脱オタクファッションバイブル

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■オタク同士の会話は格ゲーになる

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 長くインターネットに篭っていると、Skypeなりオフ会なりで初対面のオタクとの会話を余儀なくされる場面もあります。そんな時、達人のオタクたちは「如何に空気を壊さず相手がどれだけの力量か見極める」作業を行います。イメージ的には範馬勇次郎VS郭海皇戦を想像して下さい。彼らもまずは様子見で技を披露しあう事から始めましたが、オタクの会話も物理ではないものの戦闘なのです。

 

・牽制とガード

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 オタク同士が出会った場面を想像して下さい。まず簡単な挨拶を済まします。高確率の場合ハンドルネームで名乗り合うので、この時点でだいぶキツいモノがありますが、インターネットはそういう世界なので仕方ないです。

 さて、まずは牽制技で相手が「どういったジャンルのオタクなのか」を探り出します。ここでは「鉄オタ」や「ドルオタ」はまた一般的なオタクと違う存在とみなしますので、「アニオタ」や「特撮オタ」などに限定します。

 早速片方のオタクが口を開きます。「ほうほう。で、◯◯さんは今期何を観ているの?」。

  基本技にして最良の択です。波動拳などにあたりますね。「今期」という単語を理解できる程度の最低限の知識はあるか。相手は敢えて皆が知っている話題作を挙げるのか、はたまたマイノリティ気味の趣味枠を出してくるのか。もっと下手にでて攻撃するなら「今期のオススメを教えて下さい」と言い換えてもアリです。

 もっと踏み込むなら「どういう作品が好きですか?」と、今期だけに限らず相手の嗜好を探ることでガードを削れます。まさか「そういうキミは何が好きなの?」と、質問を質問で返す事は稀ですので牽制は先に口を開いたほうがほぼ成功します。

 ここで相手はガードとして、「今期は◯◯かな~」「好きなジャンルはガンダムとかかな」と、ありがちな解答でくるでしょう。ここで相手にガードさせて自分が有利な状況を作り、相手の反応を踏まえてゆっくり次の一手を判断します。

 この時点で「俺はアニメは妄想代理人しか認めてないんだ!!!」「銀英伝全話観てない人間と話すことはない!!!」と発狂しだしたら諦めましょう。一応格ゲーで喩えるなら暴れ技に入ります。

 

・飛び込み

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 じっくり相手のガードを削ったなら、次は飛び込み技です。先程の牽制をいくら続けても先はないので、ここは思い切って攻めの一手。

 「へぇ、ガンダムならどのMSが好きですか? 因みに僕はハンブラビです」

 相手が好きだと答えた作品・ジャンルから会話を掘り下げる作戦です。ここでのポイントは「勿論自分もその作品について造詣が深いけどね」という雰囲気を漂わせること。自信のない作品なら牽制技に戻して得意なジャンルに持ち込みましょう。

 例えばお互い流行りの女児アニメ好きなら「女児アニメならマイメロキルミンずぅいいよね……。アイカツ!やプリパラ以外は観てるかな?」などの攻め方があります。後半の部分が肝。ここで相手が「うーん……プリキュア」と苦し紛れに名前を挙げた場合、「まぁ当然プリキュアは観るよね」と呆れ気味に返すことで飛び込み成功です。実際の会話ならここまで露骨にすると完全に気持ち悪い人間なので、飽くまで自然に振る舞います。

  余談ですがハンブラビは僕が好きなMSです。

HGUC No.145 1/144 RX-139 ハンブラビ (機動戦士Zガンダム)

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・対空

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 格ゲーには飛び込みに対し「対空技」で返すという選択肢があります。所謂昇龍拳ですね。

 「ふ~ん、エロゲが好きなんだ。何が好き? ゆずソフトとか? サガプラ?」とエロゲジャンルでの飛び込み技がきたと想定しましょう。ここでのポイントは相手が中高生に人気のメーカーを挙げていること。相手は「まぁ俺はもっと詳しいけどまずはこの辺だよね」という保険をかけた飛び込みを仕掛けてきました。こんな甘えた択は容赦なく打ち返しましょう。

 「あぁ、俺は最近のエロゲは詳しくないんだよね。水月とか月陽炎とか昔やってたなぁ。PC98も少しね 笑」

 この返しは強い。この解答は二段構えになっており、「水月くらいの知名度なら無論やっているよね」という1HIT目に加え、「月陽炎はちょっと今では名前聞かないけど、(エロゲーマーの)俺にとってはプレイしていて当然」と2HITするコンボです。自然に10年以上昔の作品を出すことで、流行りの純愛ゲーを深夜アニメの影響で買い始めた高校生~大学生あたりはイチコロです。

 水月月陽炎は一例ですので、具体的な作品名は相手の様子に合わせて代えて下さい。目押しやヒット確認作業ですね。

 オタクは基本的に古参に頭が上がらない生物ですので、往年の名作の名前をさも当然かのように挙げられ、尚且つそれを自分がプレイしていないと上手い切り返しができず返り討ちです。

 この辺りから、相手がどれだけついてこられるかの心理戦は白熱します。裏を返せば相手がどの程度まで自分を受け止めてくれるか信頼度も試されている状態。オタクは漫画やアニメのセリフなどを引用するのが好きな上に、そのネタが通じず滑った空気になることを極度に恐れるので、ここで舐められたり力量を誤りたくないモノです。

オタクのことが面白いほどわかる本

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・起き攻め

 相手が飛び込み技や対空技でたじろいでダウンした場合、すかさず起き攻めを決めます。

 「あっガンダム好きでもSEEDやオルフェンズあたりだけなんだ。じゃあGの影忍とかダブルゼータくんここにありの話できないな……」

 と、これ以上ないレベルでマウントを仕掛けましょう。ポイントは「キミには期待したんだけど、やっぱりダメだったか」と残念そうにすることで、相手に罪悪感まで植え付けられます。勿論、僕はリアルでこんな気持ち悪いこと言いませんが。

 ロボアニメ好きや特撮好きを自称して天狗になっているオタクなりたて大学生あたりには、ガンガン恥をかかせても良いかもしれません。僕もオタサーを見学に行った際、サークル内で最もオタクだと豪語するロボアニメ好きの先輩が「グレンラガンとギアスしか観てないけど」と言い放った時は、悔しくて仕方ありませんでした。

 余談ですが、その後スマホで自慢してきたコスプレイヤーの彼女の写真(グレンラガンのヨーココス)は、何と言いますか非常に健康的な体型で返事に困ったエピソードがあります。

 自称ロボアニメ好きは「スパロボ知識しかない」。自称特撮好きは「平成ライダーしか観てない」など、オタクなりたてにありがちな井の中の蛙状態な事が多いです(僕調べ)。知識量に自信があり、尚且つ相手の雰囲気が気に食わないなら、是非起き攻めを重ねてコンボにもっていきましょう。

 

 

・超必殺技

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 余りに相手と体力(知識量)差がついてきた際の逆転の一手です。

 手順としては非常にシンプルで、相手が作品名などでマウントをとっている最中に「え、何こいつオタクすぎない? てか臭いんだけど……」と精神攻撃にもっていったり、「うるせーっキモオタ野郎!」と思い切り顔面に真・昇龍拳(物理)をキメて全てを無に返す秘策です。

 デメリットとして、これを行った場合リアルがウーワウーワウーワ状態になり、コンティニューするにはコイン(慰謝料)が必要になります。明らかに相手の会話についていけてないのに、突然立ち上がって「俺より強いオタクに会いに行く!」とカッコつけて去っていくのもアリかも知れません。自分だけのオリコンを見つけましょう。

ストリートファイターV

ストリートファイターV

 

 

 

 ■最後に

 何度も強調していますが、実際の会話はこの内容をかなりマイルドに抑えたモノになります。しかし、初対面のオタク同士の醜いマウントの取り合いは確かに存在するのです。恐らくこの記事に対しての言及でも、僕が反応していないのに関わらずマウントしてくるオタクが発生します。インターネットはそういう世界です。そんな時、今回の記事を思い返すと役に立つかも知れません。その辺は実際に確かみてみろ!

 

 あと、ギルティギアの新作買うので誰か対戦しましょう。

 

【PS4】GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-
 

 

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