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主にナデシコとダンバインで語るスパロボBX感想

ロボ


スパロボBX 感想

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 先日、漸くスパロボBXをクリアしまして、結論から言えば好きなタイプのスパロボでした。3DS側の開発チームは本当に良い仕事しますね。逆に、キライなタイプのスパロボは初代以外のZシリーズです。

 

 

 

 3DSスパロボといえば、未だに値段が落ちない「スパロボUX」が存在しますね。こちらも僕からも世間からも評価の高い良作品です。少しUXの方の話をします。

 UXの特徴を挙げるならば、何よりもまず気が狂ったとしか思えない参戦作品のチョイスでしょう。

 元がアダルトゲームのデモンベイン、生きたガンダムが喋り出す三国伝、本編の八割が戦闘シーンのマジンカイザーSKL。極めつけがストーリーもクソもない初音ミク フェイ・イェン

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 こんなラインナップで整合性が取れる訳ないだろうと誰もが危惧したものですが、優秀なライターが見事、個性の突出した作品たちを纏めあげてくれました。

 特にファフナーのキャラとなったシン・アスカや、オーラロードに導かれ聖戦士になったショウコ・ハザマ、まるでデモベのヒロインかのように九郎に固執するジョーイくん。個人的にはバーチャロンの代表曲ともいえる「In the Blue Sky ver.HD」をファフナーの「蒼穹」回に流す演出は鳥肌モノです。

 

 

 

 閑話休題。そんな偉大な前作の所為で、BXは「参戦作品に意外性がない」や「UXのシナリオを越えられるとは思えない」と不安の声が散見されていました。

 皆、紛うことなき名作だったスパロボWの期待を見事に裏切ったスパロボKの傷痕を引きずっているのです。

 しかし、その心配は杞憂に終わります。スパロボBXはUXの次作として充分過ぎる満足感でした。

 何より良かった点は、一度ツイートにも書いたのですが、作品のクロスオーバーが自然過ぎて、原作を知らない人からは区別がつかないレベルです。

 AGEのジラード・スプリガンさんなんて、他のAGEキャラよりアキトと会話してる回数のほうが多いくらいですよ。ナデシコのキャラとして馴染み過ぎです。馴染みすぎてアキトを盗られないかユリカが嫉妬する会話があるレベルです。

 そんな今作の他にない特徴として、「戦艦が異様に強い」点が挙げられます。ホンマ強い。

 初めに、僕は「聖戦士ダンバイン」と「機動戦艦ナデシコ」が大好きです。BXの購入の際に最も期待したのも両作品のストーリー再現でした。

 それくらい大好きなので、できれば富野作品屈指の美少女お姫様であるシーラ・ラパーナ(他にはアナ姫などが居ます)率いるグラン・ガランと、何と言ってもタイトルを背負った主役機ナデシコは使っていきたい。

 しかし、従来のスパロボでは戦艦は飽くまで避難先や精神要因であり、間違っても先陣を切って戦場を駆け抜けていく機体ではありません。戦艦を使うなら趣味枠扱いでした。

 が、BXの戦艦は違います

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 画像の通り、信じられない事に戦艦二人がショウ相手にダブルスコアでトップエースです。スパロボIMPACTとかだったらコラだと疑われるでしょう。まぁ両作品が好きで贔屓した僕のやり過ぎ感も否めないですが。

 いつもは弾も当たらず硬くもなければ強みもないグラン・ガランですが、今回マップ兵器が用意されており、その範囲が

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これです。サイフラッシュかよ。

 スパロボファンの諸兄にはお解りでしょうが、これシーラ様の邪魔にならないよう味方を端へ寄せてます。普通逆ですよ。

 勿論威力も申し分ない。画像に写っているザコはおろか、敵ボスや敵戦艦、なんなら味方機まで容赦なく一撃で撃ちぬいていきます。

 更に、今作ではシーラ様と愉快な妖精たちが搭乗しており、四人分の精神コマンドで大暴れ状態です。「再動」「鉄壁」「追風」「熱血」「祝福」……サポートから強化まで全てがグラン・ガラン一つで事足りるのです。まさに不沈艦。ちまちましたMSやオーラバトラーなんかより、ドデカイ戦艦がビーム乱射しながら恐ろしい速さで侵攻してくる方が恐怖に決まってます。

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 ナデシコ相転移砲だって負けません。相転移砲は広範囲から敵の固まってる箇所を狙い撃ちすることができます。例に漏れず威力も最高レベル。更に言えばナデシコは毎ターンENが回復しますし、ディストーションフィールドのお陰でダメージも喰らわず、滅多な事で息切れしません。この強さMXのあの機体を思い出しますね、そうゼオライマーです。冥王が戦艦仕様になったと言っても過言ではありません。しかも精神は四人分。かわいい乗員たちのカットイン付き。

 極めつけにはユリカが「愛」まで覚えますからね。木星蜥蜴なんて根絶やしですよ、鬼か。まぁでもユリカが愛を覚えなければ誰が覚えるんだって感じですので。順当ではありますけどね。因みにグラハムは覚えません。

 

 戦艦がどれだけ強いかは置いておき、僕が「BXいいなぁ……」と感じたのは、ナデシコダンバインの原作再現の見事さです。

 なので、今回は主にナデシコダンバインに注目したスパロボBXの感想として、駄文を書きなぐっていく事にしました。ネタバレ全開です。

 

 

 

機動戦艦ナデシコは最高

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 「機動戦艦ナデシコ」のスパロボ参戦率は割りと多い方です。特にスパロボWではオリジナル要素が強く、ファンには嬉しい作品となっていました。

 ナデシコは基本的に毎回一定以上は強いです。しかし、飽くまで主役はユリカではなくアキト。そんなアキトはどうかと訊かれると、極めて微妙と答えるしかありません。

 MXやWでは劇場版仕様なので加入が遅いですし、IMPACTやAではエステバリスは正直弱かった……。

 が、BXのエステバリスは強い。間違いなく歴代最強のエステです。毎回フィールドに合うよう換装する手間があるものの、アキトはおろか三人娘やアカツキさんも一線級です。

 今作ではアキトの成長に一番引っ掛かったガイが開始時点で戦死しており、アキトはその事を引き摺って参入してきます。アキトがガオガイガーの主人公の名前に反応してしまうシーンなどは居た堪れないです。

 過去作ではガイが生存したままアキトと親友として戦ったら……というIFを用意してファンを湧かせた事もありましたね。

 そんな傷心状態のアキトの相方になるのが、アカツキ・ナガレさん。普段のスパロボなら脇役をいいとこの彼ですが、今回では頼れる相方や他作品のキャラへの大人役として大いに活躍します。

 そう、これこそアカツキさんの扱いとして当然なのです。スパロボに慣れてしまうと疎かにしがちですが、アカツキさんは本編では大活躍ですし、アキトを皮肉りつつも、何だかんだ成長を見守る立派な大人です。BXで漸く彼が報われたのです!

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 ダブル・ゲキガンフレアなんて合体技までもらって……。今作の異様な合体攻撃の威力と相まって感無量です。因みに今作では両機体の武器を改造すれば合体攻撃の威力向上が二機分反映されて9000越えたりします。3体技なら9999だって全然あり得ます。なのでエステバリス三人娘が鬼のような火力になるのです。

 アカツキさんの原作再現と報われるまでの歴史はここまでにして、今作ではナデシコのBGMが3つ用意されており、「YOU GET TO BURNING」が2つといつもの戦闘曲があります。

 そこで「YOU GET TO BURNING」が何故2つも用意されているのか。勿論名曲だからではありません。一つはイントロ付きなのですが、イントロ付きの方が使われる場面が初登場シーンです。

 味方が大量のザコ敵に囲まれ絶対絶命……という場面で颯爽とナデシコが現れイントロが流れて「おっ」となった所で、曲がサビに入るのに合わせてグラビティ・ブラストが放たれ敵を一掃します。この演出が非情に難い。そうだよなぁ、いつも原作ではエステバリスはちょこちょこ暴れてるだけで、一番の見せ場はナデシコだもんなぁ。

 

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 そのグラビティ・ブラストの戦闘デモがまた最高。クルー全員のカットからのユリカカットイン。トドメ演出でいつもの「ブイ!」。初見時では誇張抜きで泣きました。ナデシコ大事に扱われているなぁ、と。

 しかし、オタクなのでどうしてもルリルリがイマイチ目立たないのが不満。確かに原作と違って他作品のキャラとの交流も増えて、ルリがクルーたちを「家族」だと認識していく過程に説得力は増しています。けれど飽くまで彼女はサブパイロット。スパロボでは大して見せ場もない……。

 と思いましたがBXではやってくれます。原作ではルリルリが主役の話が3つ存在し、所謂ルリルリ三部作と呼ばれているのですが、そんなルリ回の一つであるオモイカネの暴走回を再現してくれます。暴走の理由がユニコーンガンダムで、頑なにユニコーンガンダムを撃ち続けるナデシコで笑ってしまいますが。

 そのシナリオでルリがライジンオーのメガネ(名前失念)と協力してナデシコを止めようとするのが良い……。本当に良いんだ……。こんな話他のスパロボでは中々採用されませんよ。

 更にナデシコが「ナデシコ・Yユニット」状態になり、相転移砲を使用可能になると、そのカットインが、

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 あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~なるほどね。ここまでルリのカットインを取っておいた訳ね。これには本当にやられた。カットインの選び方も完全に解ってる。初参戦でもないのにこの優遇具合。ルリルリ大好き。

 

 他にもナデシコはAGEのヴェイガンと自然にクロスオーバーしながら、本編に内容を丁寧になぞっていきます。更にオリジナル要素として、月臣元一朗が初味方パイロットになり、九十九とダブルゲキガンファイアーまでやっちゃいます。この熱さ、まさにゲキガンガーみたいです。

 そして一番の泣き所は、最終回の「私はアキトが大好き!」「初めて聞いた……」「ウソ!」「ホントだよ」「ウソぉ!」「ホント」「ウソ」「ホント」「ウソぉ」「ホント! (ここで唇を塞ぐ)」の流れがボイス付きなんですよね。

 オタクなら一度は憧れますね、煩い彼女をキスで黙らせるシチュ。

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 その後のルリのナレーションもボイスなしですが、ちゃんと再現されてます。因みに、なぜなにナデシコにもボイスがあって、ELSの危険性について解りやすく解説してくれます。

 他にもルリが精神コマンドに「絆」を覚えただけで泣いたりもしました。あと、ルリ関連では何と言ってもココ!

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 劇場版のダークな雰囲気も良いですが、本編の明るく重い展開を進めていく雰囲気も矢っ張りいいですね。ナデシコは名作。スパロボBXは最高!

 

 

 

 

聖戦士ダンバインも最高

 さて、ダンバインスパロボ参戦の歴史は古く、ウィンキー時代から常にエースとして活躍してくれました。特にウィンキーはダンバイン好きすぎて魔装機神なんて作ったくらいですからね。

 そんなダンバイン、今作でも強い。何よりシーラ様が強いし、シーラが序盤から使える! あとマジンカイザーSKLの二人が何故かシーラ様の使い魔になり、地獄聖戦士になっている。シーラ様の美しさの前には地獄だって思わず浄化されちゃいます。

 そしてダンバインの原作再現度はどうかと言いますと、今作ではシーラ様と共に地上へ戻ってきた所から始まります。そこで同じく地上へ現れたドレイク軍と戦闘していく流れになります。

 ダンバインもBGMにまた工夫がなされてます。最初はダンバインとぶが設定できないのですが、原作ファンにはお馴染みだがスパロボでは今までなかったあの、

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 ショウの宇宙人宣言イベントがボイス付きかつ「ダンバインとぶ」の初お披露目+ビルバイン乗り換えという無駄に豪華になって採用されました。

 この台詞は地上に迷惑を掛けたショウが、両親を巻き込まないため自分は宇宙人だと言い出す号泣必至シーンなのですが、同じシナリオ内でガオガイガーの護の両親が、息子が宇宙人でも関係なく愛しているという会話が入り、原作よりショウの悲壮感と孤独が際立って演出されます。良い対比ですね。まさしく俺は戦士。

 

 その他にトッドも仲間になりますが、条件を満たさず殺した場合あの名セリフをボイス付きで流してくれます。良いキャラですよねトッド。ショウとの合体技もありますし、台詞も全て旧作から持ってきているので、声優の変更はありません。ウィンキー時代ではトッドの声優を探すため、探偵に依頼したなんて噂もありますが。

 合体技のショウとの掛け合いがいいんですよ。無理やり合体技にしたのに違和感無く、二人が喧嘩しつつも協力し合う流れが上手く作られてます。

 トッドが「ショウは友達さ。命がけの友達さ」と呟くシーンもあるので、この合体技の採用はまた良い味出してます。

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 他にもハイパージェリルがやたら硬かったり、ドレイクがかなりあっさりしてるなども色々見どころがありますが、解りやすく目を引くのは矢張り、

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 サーバインが隠し機体で使えることですね。ビルバインの戦闘アニメもまさに「雷跳ねてソードが走る」凝りようなのですが、サーバインの動きもまたスゴイ。全て捏造ですが。原作でのサーバインはゴッドマーズ並みの動きなので。

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 真逆UXの使い回しだけでなく、追加演出や機体まで用意してくるとは。ダブルオー勢も使い回しでなく色々追加されていましたね。

 黒騎士側も負けません。水中に堕ちたバーンは、何故か皆川作品のように話しかけてくるオーラバトラーと出会います。本当なんだこれ。

f:id:nyalra:20150902234915j:plainそりゃ「!?」ってなる。

 

 

 そう、ズワウスまで出てくる上に、条件次第で仲間になったりするんですね。惜しむらくは合体技がないことですけど。

 因みにリムルと同時にズワースが手に入るので、リムルに搭乗させてところ、聖戦士レベルが足りずにハイパーオーラ斬りができなくて泣きました。

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 まぁ一番使いやすいのはシーラ様なんですけどね。あのMAP兵器の範囲は正しく「シーラ・ラパーナ……浄化を!」状態です。

 他にも最初辺りに触れましたが、マジンカイザーSKL組と仲いいのも面白いです。ショウも「あいつらは暴れる時は役に立つからな」と歪んだ認め方していたのに笑いました。富野監督は最高! スパロボBXは最高!

 

 

 

 勿論、他作品もかなり素晴らしいです。特にガリアンのBGMは是非聴いてもらいたいですね。この記事でナデシコダンバインの再現度に少しでも惹かれたなら、迷わず購入することをお勧めしますよ。UXと同じで値下がりしないでしょうしね。

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