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四艶少女画展へ行ってきた話



 先日、満を持して「四艶少女画展」へ行ってきました。

 

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 会場が信濃町にあるので、駅を降りて目的地に向かうまでに、二桁以上の三色旗や公明党のポスターが目に入り、一生分の宗教臭さを浴びる羽目になったのですが、それはそれとして、アートコンプレックス・センターの建物自体はオシャレで近づいても一切のオタク臭さを感じなかったので、本当に場所合ってるのかコレ……? と不安を感じるレベルでした。

 

 そんな四艶少女画展とは何かと言いますと、日本を代表するイラストレーターを集め、作品を展示する素晴らしい触れ込みの企画なのですが、集まったイラストレーターの4分の3がエロ同人あがりなのはどうなんだって感じもします。

 勿論、一般人でも思わず目を奪われてしまう程の画力がある人選だな、と一度画展へ入ればそんな細かいことどうでも良くなりますけどね。どのイラストもまた展示映えするんですよ。モニタ越しに眺めるのとは大違いです。因みに撮影可。

 

 そのイラストレーターの4人というのが、Littlewitchの「大槍葦人」先生、アクアプラスの「みつみ美里」先生、戦場のヴァルキュリアなどで有名な「本庄雷太」先生、ギルティクラウンなどの「redjuice」先生と、よくもまあこんな著名な方々が揃えたな、と各々の展示を眺めながら染み染みとするラインナップ。

 

 

 

 

 

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 雷太先生がキャラデザを務めたゲームなどは殆ど触れていないのですが、「RAITA」名義で描かれる同人誌が好きで、有り体に言ってしまえば何度も使用した程お気に入りです。

 体躯がほっそりとしているのに、胸はバインバインなのがえっちなんですよね。また、塗りがとても丁寧なので肌のテカリなどが欲情を掻き立てます。

 僕は雷太先生について同人誌知識しかないのですが、軍服の少女や女騎士、兵器などに拘りがあるのが絵から伝わってきて、特にサイバーボッツのデビロット姫のイラストなどは、彼女のイメージがRAITA先生で固定されるくらい美しい。

 

 

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 機材などの小物が繊細に描かれていて良いですね。北欧系お嬢様キャラの高飛車感と高貴さが一枚で表現されています。こんな一点の穢れもなさそうな美少女を容赦なく犯してくれる本を描くのですから堪りません。

 

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 展示されていた絵の迫力も圧巻です。エルフ耳いいよね……。一枚に詰め込まれた小物や雰囲気のお陰で世界観が一目で理解できるのもプロの仕事だなぁ、と。

 

 

 

 

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 redjuice先生は儚さを感じさせる表情をした少女のイラストが多く、今風のデジタル技術をふんだんに使ったオシャレで最先端な作品だと印象を受けました。初音ミクの二次絵をよく描いているイメージも相まって、機械と女の子の組み合わせが多く感じます。

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 スーツがピチピチなのが性的ですが、それ以上に未来っぽさの惹かれます。写真だと黒が目立ちすぎて境界がわかり難くなってしまっているので(僕の撮り方が下手くそ)、是非生で見て欲しい一枚です。

 

 このお二人については、大して知識のない僕が語るのもおこがましいですので、各自で見てもらいたいです。僕も家に帰った後にpixiv漁っちゃいました。ギルクラ観ていれば良かった……。

 

 

 

 

 

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 次は、みつみ美里先生です。個人的に強く思い入れがあるイラストレーターです。まだセガサターンやプレステのB級ギャルゲやelfの移植作で遊んでいた時期に、初めて発売してブームの真っ最中に追いついて買ったのがToHeart2で、画像の女の子がそのメインヒロインである柚原このみ

 声優がちょっとメンヘラで色々騒動があったり、いつの間にかタマ姉にメインヒロインの座を奪われてないか? と心配になる程イマイチ影が薄かったりしますが、やっぱり好きですね。

 プレイ当時は僕がまだ中学生だったので、同じく開始時は中学生で始まるこのみに感情移入した覚えがあります。彼女にだけ主人公やタマお姉ちゃんが大人に見えるんですよね。僕も高校生は全員大人なんだろうな、と信じていた頃を思い出して、ノスタルジックな気持ちになります。まぁ一番好きかと訊かれると普通にメイドロボ達に軍配が上がるんですけど。

 

 みつみ美里先生と言えば今やLeafのイメージですが、原画家デビューはカクテル・ソフトの「きゃんきゃんバニー プルミエール2」でした。水月のF&Cの「C」の方ですね。アダルトゲーム知らない人からだと何がなんやらな説明ですけど。

f:id:nyalra:20150506110440p:plainきゃるーーーーーん☆

 きゃんきゃんバニーはセガサターン版でも乳首が見れたりします。貴重。

 後の所謂「萌絵」に対するエポックメイキングとなった方だと呼んでも過言ではないのですから、先生を引き抜いたLeafは先見の明がありすぎ。

 みつみ美里先生がいかに業界に影響を与えたかは、僕の拙い文章力では伝わらないので、こちらの記事(「引用論「4。みつみ・甘露系美少女絵の10年――フォロワーと業界と時代状況――」 - 残響の足りない部屋」)を参照下さい。非常にわかり易く、そしてなにより詳しく解説されています。

 

 閑話休題。今回みつみ美里先生の絵で一番目を惹いたのが、やはりこちらの

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ToHeart2のジャケットに使われた、目一杯の桜の花に囲まれたこのみのイラスト。このみは先述した通り、初登場では中学の制服ですので、主人公に高校生となった自分の姿をお披露目するのが最初の見せ場なのです。恐らくこの絵は、そんな入学したての頃をイメージしているのではないかと。

 特大サイズのこの絵の前に立った時、思わず本当に涙が溢れそうになったので、一緒に原画展に来た人が遠くに居てくれて助かりました。このイラスト、今風に描き直されているのに気づいた時に、グッと涙腺にきちゃったんですよね……。

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 元はこれだったんです。かなり手直しされてますね。何よりもまず色使いが淡くポップになっている。元絵はアダルトゲーム塗りですね。あぁ十年(丁度、十周年を迎えました)経った今、あの時と同じ構図で新たなこのみが見れたんだなぁと思うと感慨深い。今も文字を打ちながら少し泣いてます。

 

 因みに、下記がダンジョントラベラーズで描かれた最新のこのみ。やっぱり、今の色使いも少女らしさが際立って良いですよね。ダントラはToheart2のキャラが突然ダントラを攻略し始めるぶっ飛んだ設定してますが、わりと本格的なハクスラRPGで難易度も高めなので、是非プレイしてみて下さい。最近Vitaでも出ましたよ!

  

 

 

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 他には、「こみっくパーティー」のイラストなんかも、Leafだなぁと感じますね。こみパから原画担当したので、当たり前と言えば当たり前なんですが。こう、どことなく重そうでメンヘラチックな黒髪感がね、個人的にLeafっぽい。

 

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 オリジナルのペンギン娘もまたかわいいです。こうして見ると、比較されがちな甘露樹先生との画風の違いが再確認できますね。

 とらのあなに買収されたりと、色々不安だったアクアプラスですが、早くうたわれるもの2を発売に際して、またうたわれラジオの 当時の勢いを取り戻してくれることを切に願います。

 

 

 

 

 

 

 

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 最後は大槍葦人先生です。端的に言いますと大好きです。色んなゲームのポスターやタペストリーを部屋に飾っても、結局大槍先生の作品のグッズに戻ってしまうくらい好きです。今もシュガーコートフリークスのポスターがお気に入りなんですよね。乳首見えてるので貼れませんが。

 大槍葦人先生と言えば、やはり上の画像一つとっても細部から伝わってくる少女への拘りでしょう。こんな女の子を前にしたら、どんな物書きでも美しい以上の形容詞がでてこないんじゃないでしょうか。

 クリームのような優しい色調、まるで宝石を嵌め込んだように美しい瞳、少女への愛情が感じられる服装センス。なによりも肋骨が浮き出るような体躯と尻 が特徴なのですが、上の画像だけではロリータ然とした体型の魅力はちょっと伝わってこないですね。後述の画像を参照下さい。

 昔はバスト1cm膨らませる度に血反吐を吐くとまで言われた人でしたが、最近はボインボインなキャラも描いたりします。

 

 

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 そんな大槍先生の絵の中でも、展示で一番感動したのがコレ。ドリームキャスト版の白詰草話のジャケット。細かい点が修正されているようですね。僕程度では何を言おうと稚拙で蛇足になります。少女の美しさを感じてくれ。

 

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 これも可愛らしいですよね。是非生で観て欲しい。腰回りがまた性的ですが、何と言っても目元が好きです。成長期に入りつつも幼さを残した表情が芸術的。大槍先生はツインテの女の子描くことが多い気がするような、そうでもないような(何の意味もない曖昧な情報)。

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 「Quartet!」のサントラからのイラストですね。確か大槍先生の絵が美術の教科書に載っていると聞いたのですが、この一枚なんか違和感なさそうですね。多感な中学生が見たりしたら、ロリータ趣味から抜け出せなくなるかも知れませんが。下半身から胸へと伸びる曲線が官能的かつ艶やかで、大槍先生の魅力が伝わるイラストだと思います。

 

 他にも先生が挿絵を担当した小説、「アリス・エクス・マキナ」の表紙絵なども飾られていました。内容もどこかLittlewitchを彷彿させる世界観で、大槍先生も一読してすぐ作画をやらせて頂いたそうです。僕も機械でできた少女は大好きですし、アリスモチーフのキャラには弱いので、どっぷりハマりました。

 

アリス・エクス・マキナ 01 愚者たちのマドリガル (星海社FICTIONS)

アリス・エクス・マキナ 01 愚者たちのマドリガル (星海社FICTIONS)

 

 

 実は四艶少女展、版画として飾られている作品を購入することもできるのですが、僕も大槍先生の作品を一点注文させて頂きました。なんと、13万円です。お高いですね。貧乏な僕には結構な買い物ですが、不思議と後悔も躊躇いもありません。むしろ今から届くのが愉しみで仕方ありません。

 購入した作品はこちらです。白詰草話からの一枚ですね。写真だとわかりづらいですが、バカでかいです。僕の部屋の3分の2は埋まると思います。

 三人の美少女が常に傍で座り込んでいる生活なんて素敵すぎますね。この一点を飾るための部屋を今から用意しないと……。

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 勿論、貼った画像意外にも多くの作品が展示されていたり、参加したイラストレーターの画集なども売られていますし、ゲストノートには、憂姫はぐれ先生や、いとうのいぢ先生、甘露樹先生など、多数の有名なイラストレーターがコメントとイラストを寄せていて、それを見るためだけにでも、足を運ぶ価値はあります。個人的には、ででん♪」さんが居たのにビックリしました。

 惜しむらくは、大槍葦人先生によく似た絵を描くことで有名な「北へ。」のnocchi先生のイラストがないことや、白詰草話の主人公のどう見ても黒人以上のサイズを誇る巨根絵のCGは飾られていないことくらいですかね。

 入場無料ですので、関東にお住みの方も、沖縄や北海道に住んでいる方も飛行機などを使って、一度は有名イラストレーターの作品を生で観賞して、ときメモで言う芸術のパラメーターを養って欲しい。

 

 

 

 

 

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 それでは、最後に…………地震もいいけど大槍の描く尻は芸術だと思う」!

 

 

 

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